G・内海6回0封!尚成の穴埋めた!尾花コーチがローテ入り明言


(セ・リーグ、中日1-6巨人、2回戦、1勝1敗、8日、ナゴヤドーム)あどけなさも残る背番号「26」の姿が、強く凛々しくマウンドで躍った。右ほお骨骨折で離脱した高橋尚に代わり、先発に抜てきされた左腕・内海が一発回答だ。6回3安打無失点。三塁を踏ませぬ満点投球で、原巨人のピンチを救った。 「去年は弱気でやられたこともあった。気持ちで負けたらダメだと思って…」。四回二死一、二塁のピンチには、内角高めの直球でアレックスの体を起こし、最後はスライダーで中飛。四球は1個と最大の課題だった制球難も影を潜め、勝負どころでの気迫と粘りがオレ竜を圧した。 試合中、何度も手をやった帽子のひさしの裏には、開幕前に書き込んだ決意「強気に」の文字。さらに、頭頂部の裏地に張った「26」の数字の横に、もうひとつ赤いマジックで小さな数字が書かれていた。5日のヤクルト戦でファウルボールを顔面に当て、約3カ月の離脱を余儀なくされた高橋尚の背番号「17」だ。 登板を告げられた前夜、決意の電話を入れた。「尚成さんの代わりに投げてきます」。同じ左腕の先輩で、1月にはグアムでの自主トレに誘ってくれた“アニキ”の無念に心を寄せた。「一緒に戦おう、という気持ちで…」と2人分の気迫をボールに込めた。 チャンスを生かした23歳左腕に、尾花投手総合コーチは「代役以上の投球をしてくれたね」とローテ入りを明言。6人の先発陣で左腕が工藤だけになる危機を脱し、中継ぎで2勝を挙げているルーキー福田(東北福祉大)に続く若武者の台頭というオマケまで手に入れた。 「チームを救ってくれたし、内海本人も自信がついて、さらなるステップになったね」。試合後、原監督も満面の笑みを見せた。サヨナラ負けした前夜の屈辱を一夜で晴らす首位奪回。仲間を思う気持ちと、熱い闘争心でつかんだこの1勝こそ『ジャイアンツ愛』の結晶だった。 (佐藤春佳)

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李承ヨプが攻守に大活躍 (이승엽, 공수에서 대활약)

李承ヨプが攻守にわたる大活躍でチームの勝利に貢献した。四回無死一、三塁では先制の中犠飛。八回の守備では無死一塁から代打・川相のバントの小飛球をダイビングキャッチ。一走も戻れずに併殺で切り抜け、九回のビッグイニングにつなげた。「(バントシフトの)サインだったから、思い切っていった」とニンマリ。 ★矢野が今季初スタメンで二塁打3本『2番・右翼』で今季初スタメンとなった矢野が、先制点のきっかけとなる四回の左越え二塁打を含む3本の二塁打と1打点でアピール。「いつでもいける準備はしていました。九回に気を抜かずに(3本目を)打てたのが大きかった。前の打席(遊ゴロ)で少し気を抜いてしまったので」。ポジションを争う亀井に負けじと必死のプレーが光った。


출처 : http://www.sanspo.com/baseball/top/bt200604/bt2006040901.html
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